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④スイス 2日目 ヨーロッパ旅行2018 

夜が明けると、山に囲まれていることに気が付く。
夏なのにとても肌寒く、アルプスの麓にいることを実感します。

変換-~-DSCN1784

とりあえずジュネーブに行こう!

ガイドブックを何も持ってきていないので、頭のなかにある世界地図とgooglemapだけが頼り。
アルプスの周辺は国境がどうなっているのか分かりずらかった。
とりあえず、レマン湖畔をドライブしようと思い、少し遠回りをした。
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この遠回りが良くなかった。
予定していなかったスイスの国境に来てしまった。
検問の前でUターンをしたかったけど、怪しまれるので止めました。
事情聴取されたら時間がもったいない。。

スイスの高速道路は一度料金を払ってしまえば、距離に関係無く無制限。
その分、少し高い。。。
すぐに、フランスに出るのはもったいない。

走りながら少し考えて、今回の旅行は観光客で溢れかえる景勝地を廻るより、
「元気になる建築を見よう!」
と気持ちを切り替えた。

とりあえず、スイスの西の外れにあるドルナッハの第2ゲーテアヌムを見にくことに。
シュタイナー教育で有名な、ルドルフシュタイナーがデザインをした劇場を中心とした施設です。
前回訪れたのは吹雪の中だったので違う表情が見れるかもしれない。
ドルナッハ
この緑の小径を抜ければ第2ゲーテアヌムの正面に出ます。
敷地全体は農園にもなっており、農作物や果汁等の販売も行っています。

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ゲートも彫塑的

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第2ゲーテアヌム

最初のゲーテアヌムは主に木でつくられ、開館の2年後の大晦日に火災により焼失しました。
次に、同じ場所にコンクリートで造られたのが現在の第2ゲーテアヌム。
なんだか、「3匹の子豚」の童話を思い出すようなシチュエーション。

火災から2年後の3月、シュタイナーは3日3晩をかけて、新しいゲーテアヌムの粘土模型をつくり、
それから5週間で図面が描かれ、
その年の12月に建築の許可がおりるのですが、翌1月にはシュタイナーは他界してしまいます。
でも、本人は亡くなっても、精神は多く人に受け継がれます。
沢山の人達の協力のおかげで、
2年の歳月を経て新しいゲーテアヌムが部分的に完成しました。

第2ゲーテアヌム
90年前の建築はよく手入れが行き届いており、とてもきれい。

第二ゲーテアヌム
コンクリート圧倒的なボリューム感

シュタイナー
ダルデック邸 最初のゲーテアヌムに先駆けて建築された。

第2ゲーテアヌム
最初のゲーテアヌムの造形を色濃く残す元セントラルヒーティングのエネルギー棟

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階段室からは緑に包まれたドルナッハの郊外が見える。

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巾木も無く、階段も手すりも一つのボリュームが一体となったデザイン

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階段も粘土で作ったような造形

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階段の見上げ、再度の高い色彩のヒエラレキー

ゲーテアヌム
劇場の内部。最初のゲーテアヌムのステンドグラスを忠実に再現している。

見学者は数名でしたが、
すれ違う多くの見学者がドイツ訛りの英語で果敢に話しかけてきます。
「ステンドグラスは見たか」
「模型の下に潜ってみたか」
「あそこのエレベータに乗ってみろ」
「ここ行くと出口に行けるか?」
スイス・ドイツ人の気質なのでしょうか?
観光客で溢れかえる観光地より
心が和みます。

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街全体がシュタイナーの思想を受け継いだ人たちによってつくられている。

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さて、この時日本では、
お盆でも仕事をしている関係各社の人達の間で、
現在設計中の映画館の消防法規上の問題が生じていました。

「問題の責任所在が私の事務所にあるかもしれない。」と、留守番をしてい所員からメールが入る。
担当した所員は優秀なのですが、誰もいない事務所で一人不安に陥いってしまい、
「この問題は私では解決できないので会社を辞めます。」と連絡がはいった。

えっ~! 何故辞めることに?

各所に連絡を取ってみると、結局、施主の設備管理部門の問題であったのです。

でも、すっかり自信を無くしてしまった彼女を電話だけでフォローすることは無理と感じ、
旅行を中止し帰ることを決意する。
それを彼女に伝えると多少、安心した様子。

とは言いつつも、バルセロナで知人に会う必要があったので、バルセロナから飛行機に乗ることを伝えた。
電話をしながら、バルセロナまでアンドラ経由での走行距離を調べると1,700km
青森から福岡位。
昼間観光しても、2日あれば何とか駆け抜けられるだろう。。
ここで、全車中泊が決定的になりました。。

思い付きでスイスに入ったのが仇となる。

とりあえず、飛行機を予約して
バーゼルからフランスへ抜けることにしました。

もう少しスイスを周ろうと思っていたのに、、できればオーストラリアまで行きたかったのですが、
結局半日で通りすぎることに。
聖アントニウス教会 バーゼル
バーゼル 聖アントニウス教会

ロンシャン

スイス国境近くにあるコルビジェのロンシャンの教会
地面にポンと置かれたような造形。
でも、周囲の緑がそれを包み込むように
受け入れている。

先に建設されたゲーテアヌムに何らかの刺激を受けたと私は思っています。
当時、ロンシャンの計画が発表された時、
多くにコルビジェの信仰者達は裏切られたような気持ちになったことでしょう。
近代建築5原則とモデュロールに従えば、誰でもコルビジェに近づけると思った人達にとって、
近代建築5原則を無視して、絶対に手の届かない造形力を見せつけられたのですから。。。





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プロフィール

cerracriz

Author:cerracriz
建築の設計をしています。
家は日本の真ん中あたり。

旅行、車、山登り、ドローン、ウィンタースポーツ、海、犬猫、フルートが好きです。

2019年3月までは仕事で東京に仮住まい。
2019年8月までは茨城県に仮住まい予定。

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